憧憬☆カトマンズ感想

友人にすすめられ、読んでみました。

 

とにかくハッピーで、読んだ後に「おもしろかった!」とすっきりできる。あまりにも物語がさくさくすすむので、これはさすがになあ~と思うところもあったけど、あとがきを読んで納得。心にずしっときて読み終わった後しばらく暗い気持ちになる本もいいけど、あっさり読めて読んだ後に幸せになれる本が読みたいときもあるもんな。

両国☆ポリネシアンで、パティがセンター長に引き留められるシーンの後藤ちゃんのセリフが爽快で好きだった。後藤ちゃんも中尾ちゃんも、暗黙の了解になってるけど本当はみんながおかしいと思っている、けど言い出せないこと、をずばずばとそれ切り捨てていってくれるところがきもちいい。だからといってやたらと上司に反抗するようなことをするのではなくて、社会人として守らないといけない枠の中で最大限に行動しているところが好きだし、それがこの物語のミソだとおもう。私の身には起こりそうもないけど、もしかしたらあるかもしれないと思わせてくれる。