映画感想

飛行機のなかでみた映画の感想。

 

(500)日のサマー

とにかくサマーがかわいい。顔とか体型とか服装とか、身近にいそうでいないぎりぎりのライン。あんな女の子に「お友達になりましょ」とか言われたらほいほい引っかかるよなー。トムに「新しい恋人がいるのに結婚式でどうして踊ったの?」とたずねられて「だって踊りたかったから」と返すのがサマーなんだな。こういうところに惚れて、こういうところが嫌になったんだよね。結婚の理由をきかれて「あなたとの間にはなかったものを感じた」というセリフはぐさっときた。サマーは愛がわからない人ではなかったんだね。冒頭の「これは男女の出会いの物語である」というナレーションが最後にきいてくるオチでよかった。

 

インサイド・ヘッド

絵があまり好みでなくて劇場ではみなかったけど、おもしろかった。ストーリー展開がおもしろいというよりは、設定が工夫されていたり情操教育に良いという感じ。笑えるシーンも多くてよかった。キャラクターはまさにアメリカ人のつくった映画だなと。でもヨロコビがカナシミを認めることができたシーンとかビンボンがゴミ捨て場に残ってヨロコビを助けてあげるシーンではまんまと泣かされた。原題は「inside out」で、つまり「裏返し」。ヨロコビとカナシミは裏返しという意味だというのをどこかでみたが、最後までみると納得。

 

Annie

2014年公開の新しいほう。悪役のキャラクター設定が過剰だったり、スタックさんやハニガンさんが急にいい人になったり、まあご都合主義の展開だけどファミリー向けの映画だしこんなもんだよなあ。曲はアレンジが相当現代風になっていて、もう少し原曲の感じを残してもよかったのでは?とも思ったけどまあこれはこれでいいものだとおもうし、曲の差し込み方は上手い。アニーたちが楽しそうにいろいろなことを体験しているのをみていると暖かい気持ちになるし、アニーが常に頭の良い子でみていて気分がいい。冒頭の原作のオマージュっぽいところがたくさんでてくるのもおもしろい。頭を空っぽにしてかわいい子供をながめたい気分のときにはちょうど良いです。